あぶらとり紙は禁物!実は皮脂は必要だった?オイリー肌対策の基本

季節問わず女性が年中悩まされる、メイク崩れ。その原因は汗や皮脂といわれていますね。

そもそも皮脂ってなんだっけ

皮脂腺から分泌される人間の油”皮脂”。いいイメージはないですし、肌の邪魔者扱いされがち。ですが…

皮膚の表面を覆っている皮脂膜は、皮膚から水分が蒸発することを防ぐフタの役割をし、皮膚や毛髪にうるおいを与えてくれます

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と、本当は肌にとてもよい効能・役割を持っているんです。分泌された皮脂と汗が合わさって、その人にあわせた自然のクリームになるんですね。

「悪」とされるのは、

  • 酸化して浮き出た皮脂
  • それによって崩れたファンデーションなどのベースメイク

です。メイク崩れの原因はコレ。

それでは皮脂は大切なものと知ったところで、普段の生活で心がけたい!皮脂のケアをご紹介します。

 

あぶらとりはいつでも簡単ティッシュで

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外出してしばらくすると、メイクは崩れてしまう運命です。特に汗がよくにじみ出る夏はメイクが崩れることの多いこと…その理由として皮脂は温度が高いと必要以上に溶け出やすくなるから。

ここで「あぶらを全部吸い取ってやる!」といきこんで、あぶらとり紙を何枚も使うのはオススメできません。なぜなら、あぶらとり紙は必要な皮膚の内部の皮脂まで吸い取ってしまうから。そうなると皮膚は皮脂不足だと勘違いして、また必要以上に皮脂を分泌させてしまい、皮膚の代謝が乱れてメイク崩れを繰り返すという悪循環に…よっぽどオイリーな肌でない限り、あぶらとり紙は使わないで。

なので、メイク崩れの原因の「酸化した」皮脂のみをとるにはティッシュを使いましょう。テカリが気になる部分を軽くおさえていくだけでOK!

また冬もメイク崩れの例外ではありませんし、気温が低くて皮脂は溶け出づらく保湿に十分な量が分泌されづらくなります。ただでさえ足りていない状態の肌にあぶらとり紙を使うなんてことは絶対にしないようにしましょう。

夏/冬でスキンケア用品を変えてみる

皮脂は季節によって分泌量が変わるので、合わせてスキンケア用品も変えることを考えましょう!

皮脂に悩まされやすい夏はオイルフリーや軽めの保湿感、うるおいはきちんと与えてくれるケア用品を。冬は乾燥が気になるので、保湿感たっぷりのものを。オイルも取り入れてもいいですね。

ただし、あまりにオイルフリーや保湿に偏りすぎても肌の環境が狂ってしまうのでダメ。あくまでも正常に肌の環境を整えることが第一ですので、自分の肌の様子を見ながらチョイスしてください。

野菜とフルーツ、魚を食べる

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体の表面だけではなく、体の中から皮脂対策をすることも大切です。皮脂が過剰分泌されないようにするためには、基本的にダイエットのときに気にするカロリーの高いもの、脂っこいものを控えること。

脂肪の代謝を良くするビタミンB2やビタミンC、便通が良くなり脂肪や糖分が体外に出る効果のある食物繊維を含む緑黄色野菜に、

ビタミンB2や、中性脂肪やコレステロール値を下げ脂肪の代謝を良くするDHAなどの不飽和脂肪酸を含む魚類

ビタミンC・食物繊維たっぷりな果物類、食物繊維豊富な海藻など…脂肪の代謝がよくなる食べ物を毎日のごはんに取り入れて、オイリー肌から卒業!

うまく”あぶら”と付き合いましょう

べたべたして気になる皮脂”あぶら”。ですが人間に大事なものなので適度にケアしましょうね。悩みはどんどんなくしていきましょう!